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酒道具・美酒佳肴・展観。佳き縁(えにし)を繋ぐ、その徒然。また酒席十二相。その芯は遊び(あすび)の心意気。


by drink-style
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『霽夏深爽・艶やかなる麦の恵に酔う』
〜酌み交わす七夜の美酒!〜

酒器の会、別誂え!今年も地ビールで乾杯!
石川酒造が醸す魅惑の地ビール「多摩の恵」、
この夏もその美味しさを存分に楽しんでいただく会を開催します。

今回のタイトルは『霽夏深爽(せいかしんそう)』
晴れ渡る夏の、深き緑と爽爽たる風、
その心地良さになかで、数種類の地ビールをたっぷりと!
酒器の会ならでは、新進作家の陶器ビアカップもご用意、
ビアグラスとの味わい比べもお楽しみ。
料理はもちろん「福生のビール小屋」から。
シェフの、この宴のためのスペシャルメニューです!
そして会場は、石川酒造敷地内のシークレットスペース!

七夕月の心地良い風を浴びながらのビール三昧、
気軽に美味しく楽しみましょう!
是非ともお誘いあわせの上ご参加くださいませ。


□日時:2009年7月10日(土) 14:00〜16:30
□会場:石川酒造株式会社・敷地内
    東京都福生市熊川一番地
□会費:9,500円(料理・地ビール・陶器ビアカップ代すべて込み)

*内容
【東京地ビール「多摩の恵」】
  ペールエール、ミュンヒナーダーク、ピルスナーといった定番ビールに加えて、
  季節限定のヴァイツェン、7月リリースのブルーベリーエール、
  また二次発酵を樽内で行った特別仕立てのカスクコンディションなど
  「多摩の恵」のラインナップを存分にお楽しみいただきます。
【お料理】
  西多摩の地野菜、夏の素材を活かしたビール小屋シェフオリジナル、
  特別仕立のイタリアンをたっぷりと!
【陶器カップ】
  気鋭の若手作家オリジナルの陶器ビアカップ付き。

*募集人員:30名様(定員になり次第締め切らせていただきます。)
*応募締め切り:6月30日(水)まで
*お振込締め切り:7月5日(月)まで
*応募方法:石川酒造株式会社へ
  ▼お電話でのお申込み▼ 042-553-0100(土日は休業)
  ▼FAXでのお申し込み▼ 042-553-2017(24時間受付)
  ▼メールでのお申し込み▼石川酒造HP内お問い合わせページからお申し込みください。
 
<必要事項>
 ・「地ビールの会」参加希望とお書きください。
 ・必ずお名前、ご住所、電話番号、年齢をご記入ください。
 ・お申し込み後、会費のお振込口座をご連絡いたしますので、
   弊社が指定する口座へ会費(9,500円)のお振込みをお願いいたします。
   (準備の都合上当日のお支払いはできません)
   ご入金確認次第に入場証を郵送またはメールにてお送りいたします。

 ※屋外での酒宴を予定しておりますので、天候によってはお席の移動をお願いいたします。
 ※ご応募頂きましたお客様からの個人情報は、当会の事務処理のみに使用いたします。
 ※ビールを楽しんでいただきますので、お車でのご来場はおやめください。
 ※写真は昨年の様子他、ご参考まで。

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# by drink-style | 2010-06-03 19:18 | 催事企画

「越境者」達の精妙

二階堂明弘陶芸展「越境者達」

かわらぬ凛々しさを持ちながら、
変化(へんげ)の妙をも我がものとする二階堂明弘の陶芸展。
四人の絵師描く、器との共なる調べがまた魅せる。

その題目「越境者達」が現すところは将に是也。
軽み(かろみ)をもって境を越え、熱をもって交わる。
その意味するところの芯にあるのは、
やはり「陶IZM」の熱情を繋ぐ縁(えにし)の深さであろう。

点が線になり、線が面になり、面が立ち上がる。
今、その場に立ち会うべし!


・会期:2010年5月26日(水)〜5月31日(月)
・会場:麻布十番・麻布十番ギャラリー
    港区麻布十番1-7-2 エスポアール麻布102
    都営大江戸線・東京メトロ南北線麻布十番駅下車 4番・7番出口
・営業時間:11:00〜19:00 最終日17:00閉廊
・二階堂在廊日:26日(水)・29日(土)〜31日(月)
・協賛作家:山田芳裕(漫画家)/オノ・ナツメ(漫画家)
      ミヤマアキラ(画家)/一枡香欧(イラストレーター)


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# by drink-style | 2010-05-27 11:14 | 展観

水無月は凉暮の宴!

ヨシエズ・キュイジーヌとの初コラボ!
下記の通り開催します!

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『月島凉暮の宴』

六月水無月には凉暮月(すずくれつき)という
風情ある別名があります。
涼風流れるこの季節ならではの、
美味しい日本酒と酒肴を楽しみましょう!

冷ややぬる燗など日本酒の美味しさはさまざまですが、
呑む器によっても味わいのちがいを感じます。
そんな体験を通して美味しい日本酒を楽しむ宴をご一緒しましょう!
もちろん美味で小粋な酒肴もご用意します。
気軽に気楽に、日本酒と器の楽しみを広げましょう!

□ご案内□
・日時:6月12日(土)/15:00〜
・会場:月島「ヨシエズ・キュイジーヌ」サロン
・会費:3,500円
・12名様限定
・内容:
 4〜5種類の日本酒をご用意します。
 利き猪口と盃、プラス酒器道楽チョイスのぐい呑みを使って、
 器による味わいのちがいを体験していただきます。
 そのあとは小粋で美味しい酒肴とともに
 楽しい時間を過ごしましょう。
 利き猪口と盃はお持ち帰りできます
 (酒器道楽のぐい呑みは別途一つ3,000円で
  お買い求めいただけます。)

・日本酒予定:多満自慢(東京)・稲里(茨城)・十五代九郎右衛門(長野)など。
・酒肴設え:ヨシエズ・キュイジーヌ(森村芳枝)
               http://yoshiesc.at.infoseek.co.jp/index.html
・ぐい呑み設え:酒器道楽(佐々木達郎)

凉暮のひと時、佳き一献と佳き縁を!
どうぞお楽しみくださいませ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

お問合せ・お申込は下記のアドレス宛にお願いいたします。
sasaki☆drink-style.com
(☆マークを@にしてお送りください。スパム防止のためご了承ください。)
# by drink-style | 2010-05-11 19:40 | 催事企画

稲里純米山田錦「月」

・稲里・純米山田錦「月」/茨城県笠間市・磯蔵酒蔵有限会社

立ち上がる香りはふくよかであり大らかであり。
広がる味わいは濃く太くなめらかであり。
蔵主語る処のフルーティではなくライスィーな酒、
将に其れを具現している。
味わいしっかりと芯が立ち、強者でありながら粗野ではない。
滔々と広がる旨みは、味わう毎にその表情豊かに変化(へんげ)し、
甘酸の調べと滋味の深遠が奏でる絶妙なる一献に心躍る。
造り手の心意気に感じ入る、珠玉の美酒である。

・片口:二階堂明弘
・ぐい呑み:出町光識

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# by drink-style | 2010-05-07 09:11 | 美酒佳肴

米と水と情熱と。


茨城は陶芸の里「笠間」。
その笠間から水戸線で一つ目、
近隣に奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)を祀る稲田神社のある稲田駅に辿り着く。
小さな駅舎を出て歩くこと数分、江戸末期より酒造りを始めたという磯蔵酒造が静かに佇む。

玲瓏怜悧な風が抜ける如くに、静謐な時間(とき)の流れる蔵。
太い梁が百年以上の歴史を物語る仕込蔵には、酒を醸し出す精妙精髄が潜んでいる。
仄暗い蔵の中に歩を進めれば、
そこには酒造りの要である「米」「水」「情熱」が象徴的に表されている。
井戸は御影石の大地をくり貫いた深井戸。
その石に磨かれ染み出す水は「石透水」と名付けられ、
磯蔵の酒を生み出す原点となっているのだ。
其処彼処に酒蔵独特の香りが漂う中、
百年間酒造りを守り続けてきた風情には陰影礼賛とも云える居姿があり、暫し魅せられる。

熱き想いが蔵主には凛として在る。
それは水から米、造りに始まり、味、香り、色、さらには流通に至るまで、
真摯で確固たる心意気が溢れているのである。
豪放にして繊細なその風貌と心配り。
そして、その想いを〆るものはやはり「人」なのである。
「酒造りは一期一会の積み重ね」を芯に置き、
日本酒の魅力を伝えるべく日々造りに勤しみ、出会いに奔走しているのだ。
加えて、蔵には試飲のできるきき酒処があり、
また「はなれ」での宴も設えることができるという。
日本酒を楽しむに欠くべからざるを、これまた外さない。
こうした造り手としての深く真っ直ぐな姿勢と、
酒膳を楽しむ遊びの心が溢れていることが
磯蔵の酒の魅力を揺るぎないものにしているのである。

そうした想いから造られた美酒の数々。
書家幸義明氏の筆になる大胆且つ絶妙な意匠が、訪れる悦楽の一献を期待させる。
「山」の一文字を配した「稲里純米」は深く濃厚でありながらも後口の洗練が堪らない。
「天」の字を配した「稲里大吟醸・山田錦」は素材と造りと人の和を感じずにはいられない、
まさに天の恵み。
一方「稲里大吟醸・五百万石」は食中の酒として秀逸なる味わい、
ふわりと感じる旨味はまさに「風」の如く。
ほかにも「雲」「空」「土」といった一文字をその名とした魅力ある定番酒が揃う。
ぐい呑みを傾ければ、呑み手の心を奮わす妙なる旨さ。
ここに日本酒の醍醐味が凛々しく存在する。

蔵主の磯貴太氏は幼い頃から井戸水に慣れ親しんでおり、
水道水を使ったことが全くないと云う。
敷地内には裏山、梅林もあり、こうした自然の中で育まれた氏の心意気は
様々な『縁(えにし)』を重ねて、
「稲里」それぞれの美酒に昇華しているのである。

「種を蒔かなくとも稲が生えた」と伝えられる御神田がある稲田神社、
それを由来とする稲田の地区は「稲の里」と呼ばれた。
まさに美酒「稲里」が生まれるべく在る地なのだ。
その醸し出す一献に乱れのあること、是無く。

毎春に開催される酒蔵での祭り。
その熱気は蔵主磯氏の、一期一会の想いを具現する「縁(えにし)」広がる一日となる。
氏に関わる数々の人が、この日のために力を、想いを持ち寄る。
酒を酌み交わし尽くす濃き一日である。



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# by drink-style | 2010-04-27 12:29 | 酒蔵